2011年05月30日
ホンダは2011年1月18日、2010年3月1日に阪神甲子園球場で稼働開始したホンダソルテック製薄膜太陽電池が、2011年1月7日に計画より52日早く、年間計画発電量の19万3000kWhを達成したと発表した。
この薄膜太陽電池で発電された電力は、球場内の通路照明や空調をはじめとする各種電気設備に供給されており、高校野球やプロ野球のデーゲーム開催時に加え、シーズンオフにも阪神甲子園球場を支える電力の一部として活用されている。
年間計画発電量の19万3000kWhは、阪神甲子園球場の年間使用電力の約4%に当たり、阪神甲子園球場で1年間に行うナイトゲームで使用するナイター照明の消費電力量に相当し、これによる年間CO2削減効果は約133tとなる。
ホンダが開発したCIGS薄膜太陽電池は、銅-インジウム-ガリウム-セレン(CIGS)の化合物を素材とした薄膜で形成されており、製造過程における使用エネルギーが少ない。同社は今後も市場ニーズに合った製品展開によって薄膜太陽電池を普及したいと考えている。
阪神甲子園球場「環境にやさしい球場」にリニューアル(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/030674.html
登録日時:2011/05/30 06:00:15 AM
阪神甲子園球場のホンダソルテック製薄膜太陽電池が年間計画発電量を達成
http://www.honda.co.jp/news/2011/c110118.html