2009年度太陽電池の国内出荷量、前年比2.6倍

太陽光発電協会（JPEA）は2010年５月18日、2009年度の日本における太陽電池セル・モジュール出荷量について第４四半期および年度値の調査結果を発表した。2009年度の総出荷量は166万8531kW（うち輸入分７万393kW）で前年比148.9％と約1.5倍だったが、国内出荷量は62万3127kWと前年比263.2％の大幅増となった。

輸出分は104万5404kW（前年比118.3％）で、国内出荷量が伸びたことにより、輸出構成比は62.7％となり、前年の78.9％より大幅にダウンした。国内の四半期ごとの出荷量は期を追うごとに増加して、年度前半の35.3％に対して、後半は64.7％であった。国内出荷量の９割近い54万3708kWは住宅用で、前年比276.1％となった。

こうした増加には、太陽光発電に対する国および地方自治体の補助金制度の開始や、2009年11月から開始された余剰電力買取制度などが寄与していると考えられる。JPEAでは、「2009年度太陽光発電システム（工事費を含む）の国内市場規模は約3900億円（前年比243.8％）」と推定している。

太陽光発電パネルの国内出荷、前年同時期に比べ80％以上の増加（関連のJFS記事）
http://www.japanfs.org/ja/pages/029528.html
太陽光発電の買取制度　2009年11月より開始（関連のJFS記事）
http://www.japanfs.org/ja/pages/029496.html

平成2１年度第４四半期及び年度値
太陽電池セル・モジュール出荷統計について
http://www.jpea.gr.jp/pdf/pub_st04.pdf
太陽光発電協会（JPEA)
http://www.jpea.gr.jp/

登録日時：2010/08/13 06:00:15 AM