エネルギー・地球温暖化

2010年02月14日

 

東京ガス、熊谷支社で余剰太陽熱を隣接ホテルに融通し省CO2

Keywords:  再生可能エネルギー  企業(非製造業)  省エネ 

 

JFS/Kumagaya City and Tokyo Gas
マロウドイン熊谷(左)と隣接する熊谷支社(右)
Copyright 東京ガス株式会社


埼玉県熊谷市と都市ガスを供給する東京ガスは2009年11月5日、共同提案プロジェクト「再生可能エネルギーを利用した建物間融通型エネルギーの面的利用による省CO2推進モデル事業」が国土交通省の「住宅・建築物省CO2推進モデル事業」に採択されたと発表した。

東京ガス熊谷支社では屋上に設置した太陽熱集熱器から得られる太陽熱(詳細は下記のJFS記事参照)を支社内の冷暖房や給湯に利用しているが、熱需要は春・秋、休日などには低下し、太陽熱の余剰熱が生ずる。一方、市道を挟んで隣接するホテルのマロウドイン熊谷では年間を通じて安定的な熱需要があるため、余剰熱を熱融通導管を新設して供給するもの。

同支社屋上には、太陽熱の集熱量の変動を補完するためガスエンジンコージェネレーションシステム(定格出力25kW)を導入し、熱媒用温水ポンプの電力に相当する太陽光発電パネル(最大出力5kW)を設置する。両建物合計で年間約11トンのCO2削減が期待される。

建設工事は2009年度内に完了し、2010年度末までデータ収集および技術検証を行う。熊谷市は本プロジェクトの計画指導、熱融通配管の道路占有許可等行政的支援を行う。

東京ガス、熊谷支社で空調用「太陽熱利用システム」を運用開始(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/029315.html
再生可能エネルギーを利用した建物間融通型エネルギーの
面的利用による省CO2推進モデル事業について
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20091105-01.html
http://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_000107.html

登録日時:2010/02/14 06:00:15 AM

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