エネルギー・地球温暖化

2009年11月02日

 

大成建設、高層ビルにて太陽光を屋上から床面へ届ける新工法を採用

Keywords:  省エネ  企業(製造業)  環境技術 

 

JFS/T-Soleil
Copyright 大成建設株式会社


大成建設は、2006年3月に開発した太陽光採光システム「T(ティ)-Soleil(ソレイユ)」の実例として、横浜市のみなとみらい地区で着工中の「みなとみらいセンタービル」に屋上から太陽光を取り込む新工法を採用している。

地上21階建てビル(高さ約100メートル)の4階から屋上までの中心部に、高さ80メートルの吹き抜けを設け、太陽光自動追尾型ミラーと多段ミラーを利用して、屋上から取り入れた自然光を床面まで届けるしくみ。この建物では、熱遮断等の省エネ技術や照明制御等その他の技術と組み合わせることで、電力消費を抑え、二酸化炭素(CO2)排出量を従来比32%減らせるという。

このビルは建物の環境性能評価システム「CASBEE 横浜」にて最高位の評価「Sランク」の認証を取得した。太陽光利用に加え、ビルの緑化や雨水利用、耐久性の向上、町並み・景観への配慮が認められた。2010年5月の完成予定。

大成建設 ミラーを使って快適な光空間を実現(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/024129.html
太陽光採光システム『T-Soleil(ティーソレイユ)』の開発
http://www.taisei.co.jp/1169092622384.html

登録日時:2009/11/02 06:00:15 AM

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