エネルギー・地球温暖化

2007年10月28日

 

静岡市 「グリーン電力証書システム」スタート好調

Keywords:  再生可能エネルギー  地方自治体 

 

静岡市は2007年度より、市内に建設されている風力発電施設の稼動により生み出される環境付加価値を「グリーン電力証書」として企業やイベント等に売却する「グリーン電力証書システム促進事業」をスタートさせたところ、発売された「グリーン電力証書」が約一ヶ月で完売となった。

同市では、2004年より風力発電施設「風電君」を稼動させており、2007年3月に「グリーン電力認証機構」による「グリーン電力発電設備認定」を取得した。売却による収入は年間約300万円を見込んでおり、これを、風電君の維持管理経費に充てるとともに、一部を市民に対する環境教育関連施策に充てることにより、グリーン電力の地産地消を目指す。

2007年9月1日現在の売却先は、県内の企業1社、県外企業6社の計7社。証書購入企業は、環境貢献企業として社会的なPRやイメージアップが図れるほか、グリーン電力証書を利用した商品開発やサービス開発も行え、一部の自治体では、証書購入企業は購入分を実際のCO2削減量として算入ができるなど、企業側のニーズとこのシステムによるメリットとが合致しているのが完売の理由と同市では見ている。

静岡市では風力発電の他にも、静岡市教育センターや市内各水道施設、小学校などに太陽光発電システムを導入し、エネルギー環境教育の教材として積極的な利活用を図っている。また、2005年度から2007年度まで、環境省から燃料電池自動車の貸与を受け、市内の各小中高等学校を巡回し新エネルギーの学習会と燃料電池自動車の体験試乗会を行う「燃料電池自動車体験教室inしずおか」などを実施し、自然エネルギーの普及に取り組んでいる。



http://www.city.shizuoka.jp/000062205.pdf


http://www.city.shizuoka.jp/deps/kankyou-soumu/ondantop.html
http://www.city.shizuoka.jp/deps/seiryuu/fuudenkunkengaku.html
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登録日時: 2007/10/28 12:28:03 PM

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