エネルギー・地球温暖化

2007年06月30日

 

BDFスクールバス運行開始 鳥取環境大学

Keywords:  省エネ  交通・モビリティ  大学・研究機関  政府 

 

鳥取環境大学は2007年4月5日、教職員や学生の通勤通学の利便性向上と、地域や家庭から出る廃食油を精製したバイオディーゼル燃料(BDF)と軽油を混合使用することによるCO2排出削減を目的として、「TUESスクールバス」(鳥取駅ー大学1日6往復)を運行開始した。「TUES」は鳥取環境大学(Tottori University of Environmental Studiesの略称。

このスクールバスは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「民生部門等地球温暖化対策実証モデル評価事業」として2006年度に採択され、廃油提供者に地域通貨を配布するなど、事業化の可能性を模索していたものを、2007年度から運行路線や乗車方法を変更して、大学が独自に運行しているもの。さらに、今後はBDFと軽油の混合率を従来の2:8から5:5に変更し、一層のCO2排出削減を狙う計画としている。

新入生をキャンパスに迎える初日である当日の第一便は、満員の学生を乗せて大学に到着し、郊外に立地する同大学への通学の一助となっている。なお、廃食油は地域住民や店舗の協力のもと、公民館に設置したボックスなどで回収し、精製されている。



http://www.kankyo-u.ac.jp/ecoproject/info/index.html
鳥取環境大学でBDFバスの本格運行開始 (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/1707-j


登録日時: 2007/06/30 12:13:35 PM

英語記事はこちら


 


 

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