エネルギー・地球温暖化

2007年02月13日

 

富山市に国内最大級のバイオ・ディーゼル燃料製造工場が稼働

Keywords:  再生可能エネルギー  企業(製造業)  環境技術 

 

富山BDF(株)は2006年11月22日、富山市のエコタウン産業団地内に廃食用油等を原料とするバイオ・ディーゼル燃料(BDF)の製造工場と給油所の完成式典を行った。生産能力は年間960キロリットルで、商業ベースによる事業では国内最大規模。

環境省から二酸化炭素排出抑制対策事業費交付金、富山市からエコタウン施設整備補助金などの補助金を得て、設備を建設していた。スーパー、食品工場、給食センターなどから排出される廃食用油を原料として、メチルエステル化反応によりBDFを製造し、ディーゼル車の軽油代替燃料として自社の給油所で販売する。

07年1月から富山市のゴミ収集車、関連企業の車、重機向けに限定して販売を開始し、使用実績を重ねた上で、順次販売範囲を拡大する予定。販売価格は市販軽油の5円引き程度を予定している。同社石黒久雄所長によると、排気ガスがクリーンなため、屋内で重機を使用した場合でも、息苦しくならないと評判が良いという。




登録日時: 2007/02/13 09:56:47 AM

英語記事はこちら


 


 

このページの先頭へ