エネルギー・地球温暖化

2006年11月11日

 

環境省、4万台の車にバイオ燃料を供給する実証事業を推進

Keywords:  再生可能エネルギー  交通・モビリティ  政府 

 

環境省は2006年8月29日にまとめた2007年度予算概算要求で、バイオマスエネルギー導入加速化戦略として115億円を計上した。その中に、廃木材などから製造するバイオエタノールを3%混合したガソリン(E3)を関東圏と近畿圏で大規模に供給する実証事業が含まれている。

この事業は、2006年度中に稼動する年間1,400キロリットルのエタノールを生産できる大阪のエタノール生産プラントを活用し、最大で4万台の車が使う年間4.7万キロリットルのE3を製造し、E3に対応したサービスステーション100箇所で供給するというもの。

このほか、沖縄県宮古島のサトウキビからバイオエタノールを製造し、島内で消費されるガソリン全て(年間約2.4万キロリットル)をE3とする実証事業も行われる。

国内で消費されるガソリンの全てをE3に代替することができれば、2005年4月に設定された京都議定書目標達成計画での運輸部門の2010年までの排出削減量1,100万トンCO2の約23%に相当する約250万トンCO2の削減が見込まれる。



http://www.env.go.jp/guide/budget/h19/h19-gaiyo/001-002.pdf


http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=6417


登録日時: 2006/11/11 11:13:59 AM

英語記事はこちら


 


 

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