エネルギー・地球温暖化

2006年06月15日

 

京に広がる「自然エネルギー おひさま発電所」

Keywords:  再生可能エネルギー  NGO・市民  政府 

 

2006年1月、NPO法人きょうとグリーンファンドが進める太陽光発電、「おひさま発電所」の第8号機が京都市北区の大宮保育園で稼動を始めた。同保育園の年間電力使用量約15,000kwのうち、10,000kw程度はこの設備で賄えるという。

「おひさま発電所」は、同団体が「省エネ・節電と自然エネルギーの普及」を目的に、地域の保育園や幼稚園などに環境学習の拠点として、2001年より毎年設置を行っているもの。環境への配慮は単なる机上の勉強ではなく、生活習慣として身につけるものとの考えから、より幼い段階でのしつけを念頭に、地元の保育園や幼稚園を対象としている。

これまで設置をした保育園や幼稚園では、子どもが「電気のつけっぱなしはもったいない」とスイッチを切るようになったり、「シャワー出しっぱなしはあかん」とお父さんのシャワーを止めたりするなど、子どもたちへの大きな効果が報告されている。

同団体の運営するファンド「おひさま基金」は、会員からの継続的な寄付、「おひさまプロジェクト」参加者からの一口3000円程度の寄付、家庭や事業所に募金箱を設置する「おひさまメイト」が集める募金からなる。この基金とNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の補助金を活用、ライオンズクラブをはじめとする民間団体からの支援も受けて太陽光発電システム設置事業を進めている。




登録日時: 2006/06/15 03:48:55 PM

英語記事はこちら


 


 

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