エネルギー・地球温暖化

2006年05月25日

 

東京都、2020年までに再生可能エネルギーの割合を20%に

Keywords:  再生可能エネルギー  地方自治体  政策・制度 

 

東京都は2006年4月3日、「東京都再生可能エネルギー戦略」を発表した。同戦略では、再生可能エネルギーの利用拡大を目指しており、省エネルギー化と並ぶ地球温暖化対策の柱として重要であるだけでなく、震災の危機に直面する大都市としての防災対策を推進する観点からも、また、新たな成長産業のビジネスチャンスを生み出す観点からも大切であるとしている。

設定した目標は、「2020年までに東京のエネルギー消費に占める再生可能エネルギーの割合を20%程度に高めることをめざす」。2003年度の同割合は2.7%であり、現在のエネルギー消費の見直しと削減が求められている。

再生可能エネルギーの利用拡大に向けて、再生可能エネルギーの利用状況の公開や情報提供のしくみ、エネルギー利用計画に当たり、一定量の利用・導入を促すしくみなどの検討を行う。

東京都では、再生可能エネルギーの利用拡大に意欲や関心のある事業者、NPO、市民と連携して、利用プロジェクトを実現していく考え。具体的には、電力のグリーン購入の普及拡大、市民や企業の協賛や出資による公共施設への太陽光発電などの導入、低エネルギーで快適性の高い住宅の開発・導入、住宅などへの太陽熱利用普及拡大などに取り組む。




登録日時: 2006/05/25 09:52:22 PM

英語記事はこちら


 


 

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