エネルギー・地球温暖化

2006年05月24日

 

デンソー、工場から排出される風で風力発電開始

Keywords:  再生可能エネルギー  企業(製造業)  環境技術 

 

デンソーは、工場から排出される風を利用した風力発電装置を愛知県の安城製作所内に設置し、2006年1月24日から運転を開始した。

この風力発電装置は、安城製作所内のダイカスト工場のスクラバー(排気・浄化装置)から排出される風を利用して発電するもの。工場から排出される風を利用することで常時安定した発電ができ、自然風との併用も可能なため、さらなる発電効果が期待できる。発電能力は2キロワットで、同製作所内の来客ロビーや会議室の照明に利用する。

発電には汎用品である同社製の自動車用発電機(オルタネータ)を活用し、発電設備コストを低減。風車には直線翼垂直軸方式を採用しており、風切り音がなく静かで、風向きに影響を受けることなく発電できる。オルタネータを活用した風力発電装置の設置は、2005年2月の善明製作所に続いて2機目。

同社は、2010年度までに生産工場のCO2排出量を1990年レベルから10%削減する目標を立てている。今回の風力発電装置は、工場内の未利用エネルギーの活用を目的とした省エネルギー技術開発の一環として導入。他にも水力発電や太陽光発電など自然エネルギー活用技術の導入を進めている。



http://www.denso.co.jp/ja/news/newsreleases/2006/060124-01.html




登録日時: 2006/05/24 03:36:52 PM

英語記事はこちら


 


 

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