市民社会の動き

2006年04月17日

 

2005年度「循環・共生・参加まちづくり表彰」に8団体が決定

Keywords:  市民社会・地域  地方自治体  政府 

 

環境省は2006年1月12日、2005年度の「循環・共生・参加まちづくり表彰」に8表彰団体が決定したことを発表した。地球環境問題からリサイクル対策まで多岐にわたる地域の問題を視野に入れ、地域に根ざした持続可能なまちづくりに取り組み、顕著な実績をあげている市町村等を表彰するもの。12都県から12団体の推薦があった。

今回表彰されるのは、青森県八戸市、秋田県二ツ井町、群馬県館林市、東京都練馬区、富山県氷見市、福井県名田庄村、岐阜県上石津町、兵庫県西宮市。環境省は、地域に根ざした活動の励みとし、他市町村の取り組みに役立つ模範として、広く示したいとしている。

たとえば、多数の沼地が存在する館林市では、「水と緑」の保全と創出や市民との協働を環境施策の中心とし、1984年から植林運動や各家庭で不要となった樹木を引き取り、欲しい人に渡すグリーンバンク制度を継続実施している。また、2000年には市民からオーナーを募集する「つつじオーナー制度」を創設。02年度からは、市内70箇所以上の気温を市民の手で測定し、温度マップを作成し、「館林打ち水大作戦」や「緑のカーテン事業」などを展開している。

西宮市は1992年より環境学習事業に取り組んでおり、1998年からは子どもたちが自主的、継続的、総合的に環境活動にかかわることができるしくみとして、「エコカードシステム」を導入し、家庭・地域・学校での意識的な環境との出会いを作り出している。03年12月には、全国初の「環境学習都市宣言」を行い、市民、事業者の意識喚起を図り、多彩な事業を展開している。



http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=6718


http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=7589&hou_id=6718


登録日時: 2006/04/17 11:48:33 AM

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