エネルギー・地球温暖化

2006年01月15日

 

個人住宅の太陽光発電によるグリーン電力取引開始

Keywords:  再生可能エネルギー  NGO・市民  政府 

 

太陽光発電所ネットワーク(PV-Net)は、太陽光発電によって各住宅で発電された電力のうち約半分を占める自家消費分に着目し、その「環境価値」をグリーン電力証書化して販売する"世界初"の事業(PV-Green)を2005年3月より開始した。

PV-Netは、太陽光発電システムを設置する個人を中心とした非営利組織で、情報の共有や社会への発信などの活動を通して、太陽光発電システムの普及・拡大を市民の立場で図っている。

2005年8月までに、全国300箇所を超える発電設備がグリーン電力認証機構による設備認定を受けており、電力の産地を指定したグリーン電力証書の販売が可能となっている。証書の販売は7月より開始され、静岡県掛川市内で開催された"apbank fes '05"や「坂本龍一Japan Tour2005」などのイベントを始め、個人向けの缶バッジ付きミニ証書を発行している。

2004年までの日本国内での太陽光発電導入量実績は113万kWに達し、世界第一位となっているが、そのうち82.8万kW(73%)は個人の住宅用が占めている。PV-Netでは、環境省の「平成17年度地域共同実施排出抑制対策推進モデル事業」を通じて、このPV-Greenの仕組みを活用した太陽光発電システムの新規設置促進モデル化を進めている。これまで活用されて来なかった太陽光発電が持つ全ての「環境価値」を活用することにより、2010年までには482万kWの導入量を目指している太陽光発電のさらなる普及が期待されている。



http://www.greenenergy.jp/


http://www15.ocn.ne.jp/~pv-tokyo/gijiroku/pv-green-top.html


登録日時: 2006/01/15 04:10:51 PM

英語記事はこちら


 


 

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