エネルギー・地球温暖化

2005年12月25日

 

三菱商事と中国木材、国内最大規模の木質系バイオマス発電へ

Keywords:  再生可能エネルギー  企業(製造業)  企業(非製造業) 

 

三菱商事と中国木材は、2005年8月2日、中国木材が建設中の関東工場(茨城県神栖市)において、国内最大規模の木質系バイオマス専焼オンサイト発電事業を共同で行うと発表した。

両社が折半出資して同年7月に設立した「神の池(ごうのいけ)バイオエネルギー」が2万3000kWの木質系バイオマス専焼発電所を建設し、2008年7月より営業運転を開始する計画。燃料は関東工場の製材過程で発生する木質系バイオマス(木材樹皮、鋸粉等)で賄い、同工場が必要とする電力および蒸気の全量を供給し、余剰電力は電気事業者に販売する。

木質系バイオマスを発生場所で消費するため、収集運搬車による二酸化炭素(CO2)が発生しないこと、「カーボンニュートラル」である木質系バイオマスの専焼であるため、CO2を発生しないことが特徴。これにより、年間3万8000キロリットルの原油を燃焼した場合に発生するCO2相当量を削減できる見込み。

中国木材は、本事業により環境負荷を低減すると同時に、コスト削減を達成することを目指す。三菱商事は、「オンサイト発電事業」を戦略分野と位置付け、オンサイト発電事業会社を顧客ごとに設立する形で事業拡大を目指す考え。



http://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/pr/archive/2005/files/0000002480_file1.pdf




登録日時: 2005/12/25 03:23:47 PM

英語記事はこちら


 


 

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