エネルギー・地球温暖化

2005年12月16日

 

四国電力、木質バイオマスを発電燃料として使用

Keywords:  再生可能エネルギー  企業(非製造業)  地球温暖化  政策・制度 

 

四国電力は2005年7月4日、発電用燃料に木質バイオマスを混焼して発電する計画を進めていた西条発電所(石炭火力発電所)において、バイオマス貯蔵タンク等の本格運用を開始したと発表した。電力事業用火力発電所における木質バイオマスの本格導入は、全国で初。

運用設備は電気事業者に新エネルギーの利用を義務づけるRPS制度の対象として同年6月に認定を受けたばかり。1号機は混焼率2.0%以下、2号機は混焼率3.0%以下で稼動している。

燃料となる木質バイオマスは、四国内の森林組合、製材所で製材時に発生する国産のスギ・ヒノキの樹皮、木片等。年間に使用するバイオマスの量は約1万5千tと見積もられている。

試算によると、木質バイオマス発電量は1千100万kWh/年で、石炭消費量を0.4万t/年低減し、二酸化炭素排出量は1.1万t/年削減できる。



http://www.yonden.co.jp/press/re0507/j0ypr001.htm


木質バイオマスを利用した発電試験を開始 (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/372-j


登録日時: 2005/12/16 11:07:32 AM

英語記事はこちら


 


 

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