エネルギー・地球温暖化

2005年11月25日

 

京都エコエネルギー研究センター 試運転を開始

Keywords:  再生可能エネルギー  地方自治体  政府  環境技術 

 

独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)の委託研究事業「新エネルギー等地域集中実証研究」として実施される「京都エコエネルギープロジェクト」では、2005年12月(予定)の本格稼動を前に、バイオガス発電施設「京都エコエネルギー研究センター」を開所し、8月中旬より試運転を開始した。

同プロジェクトでは、新エネルギーの供給源としてバイオガス発電施設、太陽光発電や風力発電設備を京都府京丹後市内に設置。気象条件に左右される太陽光発電(50kW)や風力発電(50kW)と、制御可能なバイオガス発電(ガスエンジン:400kW+燃料電池:250kW)、二次電池(100kW)を組み合わせることで、京丹後市にある役場や病院、市営団地などの需要に応じて安定的に電力・熱供給を行うと同時に、連系する電力系統にできるだけ影響を与えず、またコスト的にも適正な「新エネルギーによる分散型エネルギー供給システム」の構築を目指すもの。

リサイクル・コンサルティングサービスなどを専門とするアミタは、同プロジェクトに参画し、本施設の原料調達、運用管理、及び同敷地内に設置される燃料電池の設置・運営・管理を行う。近年リサイクルニーズが高まっている食品工場等から発生する質の異なる食品系未利用資源を総合的に分析・検討、計画的に集荷し、安定・高効率なメタン発酵を実現する役割を担い、メタン発酵後の残さを堆肥等として有効利用する方法も検討していく考え。





登録日時: 2005/11/25 10:01:21 PM

英語記事はこちら


 


 

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