市民社会の動き

2005年11月02日

 

生産者と消費者をつないで自給率アップへ NPO法人北海道食の自給ネットワーク

Keywords:  市民社会・地域  NGO・市民  食糧 

 

NPO法人北海道食の自給ネットワークは、北海道の主要産業である農業の活性化と、先進諸国の中でも特に低い日本の自給率を上げることを目的に、1999年より活動を行っている。会員は道内を中心に、個人会員約200名、団体会員7団体が参加。生産者から流通業者、消費者まで、食に関わる人々がネットワークを組んで 活動している。

同ネットワークでは、消費者が生産者を支えるプロジェクトとして、小麦と大豆のトラストに取り組んでいる。日本人が毎日口にしており、自給率が低く、北海道で質の良いものが生産されているためだが、小麦のトラストに取り組んでいるのは、全国でも同ネットワークだけである。

消費者からは、「今まで買い物をする時に値段しか見ていなかったが、地元のものか気にするようになった」「家族全員で農業に興味を持つようになった」などの声が寄せられている。また消費者のこのような反応が生産者の励みになり、良いものを作ろうという意識の向上にもつながっている。

同ネットワークは、こどもたちに食の大切さを伝える食育講座や、市民への情報提供として食の自給フォーラムなども実施し、食意識の向上に取り組んでいる。



http://jikyuu.net/




登録日時: 2005/11/02 11:48:15 AM

英語記事はこちら


 


 

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