2005年09月21日
2005年7月16日、小水力利用推進協議会が設立総会および記念シンポジウムを開催した。小水力とは農業用水や下水処理場の放流落差など未利用のエネルギーを活用するもので、大規模な水力利用に比べ事前調査も簡単で、簡易な土木工事で設置できることも多い。
数十年前の日本には、小川の水車から数十、数百キロワットの小水力発電など多くの小水力が存在し、人々の生活や産業を支え、エネルギー供給に大きな役割を果たしてきた。現在でも、自然河川・灌漑水路・山間小渓流から上下水道・工場の余剰水圧利用などさまざまな小水力利用可能地点・場所が無数にあり、その総出力は数百万キロワットに達すると見込まれている。
小水力利用を進めるため、協議会では小水力について一般の理解や関心を深め、その技術的進歩をはかり、実施上の障害を取り除き、政策提言や規制緩和などをすすめ、情報を交換し知恵を出し合うなど関係者の相互協力を進めて行く方針。小水力利用の普及により、技術の改善や規格化・量産化が進み、経済性も向上していくと同協議会では考えている。
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登録日時: 2005/09/21 01:05:41 PM
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