2005年06月10日
太陽電池を生産する電気メーカー各社は、国内・海外の太陽光発電システムの急速な需要拡大に対応するため、相次いで年間生産能力を拡大している。
世界シェア1位のシャープは、2005年1月より年間生産能力を従来の315MW(メガワット)から400MW に拡大し、さらに生産能力拡大を検討している。京セラは、2005年8月にそれまでの150MW から240MW に拡大する。
三菱電機は、2005年4月までに年間生産能力90MW から135MW に増強し、2006年度以降年間生産能力230MW を目指す。三洋電機も、2005年度に年間生産能力120MW としていた従来計画を前倒しして、2004年度中にそれまでの63MW から133MW とするとしている。
世界の太陽光発電をリードしてきた日本の需要は、住宅用を中心に堅調に推移しており、国内外の産業用・電力用の大型システムについては急激な伸びが予測されており、シャープでは、太陽光発電の需要は2006年度には2004年度の約1.8倍の1,600MW 程度になると予測している。各社ともコストダウンをはじめ、付加価値を高めた商品や住宅以外の産業用大型システムの開発などにも力を入れている。
登録日時: 2005/06/10 03:10:15 PM
英語記事はこちら