沖電気、WEBオンデマンドカタログシステムでCO2排出量を削減

沖電気工業は、カタログ在庫ゼロ化を実現するWEBオンデマンドカタログシステムを導入し、2004年５月より稼動を開始する。これによって、年間で紙80万枚、運搬にかかるエネルギーを含めてCO2換算で70トン、保管・運搬費用を含めて1,600万円の経費が削減できる見込み。

現在同社のカタログは200種類。従来は作成時に大量印刷し倉庫で保管、必要時にトラックで営業部門などに運送していたため、平均して常に23万部の在庫を抱えており、保管と運送のコストが発生すると共に、商品の変更や販売終了などのたびに在庫を廃棄する必要があった。

今回導入するシステムでは、イントラネットのWEB上で入力して、カタログを必要時に必要部数のみ印刷・製本、既存の社内便ルートを使って担当者に届ける。この無在庫方式により保管・運搬コストを無くし、発注から請求までのオンライン化により事務処理工数を削減。さらに、カタログコンテンツを完全データベース化しており、顧客への提案書等への活用が容易になった。

同社では、環境への取組みを企業経営の重要テーマと位置付け、1993年より環境保護活動計画を策定し積極的に展開している。





登録日時: 2004/06/01 12:58:39 PM

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