エネルギー・地球温暖化

2004年02月02日

 

滋賀県で、太陽光発電施設への出資を県民から募る

Keywords:  再生可能エネルギー  NGO・市民  地方自治体  政策・制度 

 

滋賀県の外郭団体、淡海環境保全財団が県民共同出資による太陽光発電施設の設置を計画、約1,300万円の設置費用のうち100万円について県民からの出資を募っている。一人1万円の出資で100人の出資者を募集。ユニークなのは出資金の返還方法で、県内産の野菜との引換券2,000円分というかたちで5年間にわたって返還する。

この太陽光発電施設は滋賀県野洲町にある野洲高等学校の屋上に設置され、10キロワットの出力は一般家庭2.5戸分に相当。同校の消費電力の一部をまかない、その節約分を出資金の返還にあてるという仕組み。2004年度から発電を開始する。

京都に隣接する滋賀県は日本最大の湖である琵琶湖を抱え長く景勝を誇ったところ。近代化のなかで環境悪化に悩み、近年環境保全を訴える市民活動が盛んになってきている。野洲高等学校の屋上に設置される太陽光発電施設は京都に向かう新幹線からよく見える位置にあり、県民の環境保全への思いを広くアピールすることもできると同財団は期待している。






登録日時: 2004/02/02 09:02:06 AM

英語記事はこちら


 


 

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