エネルギー・地球温暖化

2003年09月27日

 

岡山県で回る、蜂の巣型風車

Keywords:  再生可能エネルギー  企業(製造業)  企業(非製造業) 

 

岡山県苫田郡鏡野町の男女山公園で、2000年10月に完成した蜂の巣型の風力発電システムが発電を続けている。<br><br>この風車は、(株)北海道自然エネルギー研究センター長 大友詔雄氏(工学博士)の設計によるもので、22基の木製小型プロペラが蜂の巣状に組み込まれたユニークな集合風力発電システム。1kWのユニット風車が22基で、定格出力は22kW。高さ20メートル、総重量は20トン。<br><br>弱い風でも効率的に発電し、しかも風切り音がほとんど発生しない。風向制御装置を備えており、風向の変化によって常に風を受けるように回転し、台風などの強風には風向きと平行になって風を逃す。複数基の風車(発電機)を並列作動させているので、全発電機が同時に故障する可能性が極めて低く、常に安定した電力を得ることができる。<br><br>発電した電力は、災害等による緊急時には、避難場所となる園内の非常用電源として利用される。平常時は、園内の照明用の電源として、あるいは風車自体の風向制御用の電源として利用している。鏡野町に本社を置く山田養蜂場が、人間と自然が共生していく工夫や知恵のシンボルとして建設し、鏡野町へ寄贈した。<br><br>




http://beekeeper.3838.com/profile/04torikumi/activity/fusha/fusha.html




登録日時: 2003/09/27 11:51:50 AM

英語記事はこちら


 


 

このページの先頭へ