2003年05月22日
国土交通省港湾局では、2003年3月4日に、「港湾における風力発電の導入促進に関する検討会」を開催した。
日本でも、風力発電は近年その導入が進んでいるが、特に風の強さや安定性においては内陸部よりも沿岸や洋上の方が有利であることから、立地に適している港湾空間において、発電事業者等からの立地要請が高まっている。
現在、港湾空間における風力発電は、室蘭港、直江津港、千葉港、御前崎港、都志港で稼働しているほか、北九州港など5ヶ所で建設中(2003年2月末現在)で、導入量はまだ小さい。
しかし、風が強く比較的安定している、騒音や振動による問題が比較的少ない、大型資材の搬入が容易など、陸地や沿岸域に比べてメリットも多い。
商業的大規模風力発電事業に対する港湾区域の開放や、港湾管理者による風力発電への補助制度の拡充などの施策を通して、民間企業や港湾管理者による風力発電の導入を促進したい考え。
検討会では、産官学が協調した取り組みの実施に向けた意見交換をおこない、さまざまな調査や検討を踏まえて、導入促進施策の実施につなげる予定。
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha03/11/110307_.html
登録日時: 2003/05/22 08:37:00 AM
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