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2014年01月26日

 

2015年以降の「持続可能な開発目標」の指針提案

Keywords:  その他  国際  大学・研究機関 

 

東京工業大学は2013年3月25日、国際科学会議(ICSU)を中心とする研究グループが、ミレニアム開発目標(MDGs)に続く2015年以降の開発アジェンダを構成する持続可能な開発目標(SDGs)の指針を提案したと発表した。国連で議論が開始されたばかりのSDGsのあり方を決定する方向に大きな影響を与えると考えられる。

同指針では、持続可能な開発の概念はこれまでの経済、社会、環境の三つの柱ではなく、環境を人間開発にとって必要不可欠な前提条件ととらえ、その上で初めて社会と経済の持続可能性が成り立つという新パラダイムを提唱している。

提案された6つのSDGsは、「生命及び生活の豊かさ」「持続的な食糧の確保」「持続的な水資源の確保」「クリーンなエネルギーの普及」「健全で生産的な生態系」、そしてこれらを可能にする条件としての「持続可能な社会のためのガバナンス」。 各項目毎に具体的仮目標を掲げている。

同研究グループに日本から東工大大学院蟹江憲史准教授が参加した。日本におけるSDGsの研究は、同氏をプロジェクトリーダーとした環境省のプロジェクトが2013年度から行われている。

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