生物多様性・食糧・水

2013年10月18日

 

北海道漁業協同組合連合会 ほたて貝漁業でMSC漁業認証取得

Keywords:  食糧  生態系・生物多様性 

 

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北海道漁業協同組合連合会のほたて貝漁業が2013年5月13日、ロンドンに本部を置く非営利団体MSC(海洋管理協議会)の「持続可能で適切に管理され、環境に配慮した漁業のための認証」を取得した。

この認証に含まれる海域における2012年の水揚量は41万トンで、この種のホタテガイとしては世界最大規模の漁獲高。日本国内のほか、東南アジア、ヨーロッパ、米国などに輸出されている。本認証により「海のエコラベル」を付けることができるようになり、消費者は持続可能な漁業で獲られた水産物であると認識しながら選ぶことができる。

1800年代にオホーツク海で始まった北海道のホタテガイ漁業は、機械化により
1900年代初頭には年間漁獲量が8万トンまで増加した。その後乱獲が進み、1955
年には約6千トンまで漁獲量が落ち込んだが、新しい採種器の開発、中間育成段階の設定により、1975年には7万トンまで回復した。

近年の水揚げ量は約40万トンで安定しており、今回の認証では、持続可能性に積極的に取り組んできたことが報奨された。同連合会は、今後もほたて漁業の発展に取り組んで行くとしている。

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