生物多様性・食糧・水

2013年08月12日

 

町田市、市内の遊休農地をNPOや農業生産法人など3法人にあっせん

Keywords:  食糧  NGO・市民  地方自治体  市民社会・地域 

 

unused_land_and_aging_farmers.jpg
町田市主催農業研修の様子
Copyright 町田市

東京都の南端に位置する町田市は2013年3月26日、市内の遊休農地と農業の担い手をマッチングする制度により、同年4月から新たに「NPO法人」や「農業生産法人」など3法人が同市の農業に参入すると発表した。NPO法人が農地を借り受けたり、自治体の農地あっせんによって農業生産法人が農地を借り受けるのは、都内初となる。

高齢化や担い手不足などの要因から遊休農地を抱える町田市は、昔ながらの里山風景を守り、同時に新たな農業の担い手の受け入れを進めるため、2011年5月から、市街化調整区域にある遊休農地を市があっせんする事業(「農地利用集積円滑化事業」)を実施している。

今回、同事業によるマッチングで町田市の農業に新たに参入することになったのは、農業生産法人和郷、株式会社キユーピーあい(特例子会社)、NPO法人たがやすで、それぞれ約4,000~5,700平方メートルの遊休農地を地権者から借り受ける。

関連のJFS記事:
「八街ふれ愛オーガニックファーム」、総武建設の菜園付き住宅に農地を提供
農地の「所有」から「利用」へ――集落営農方式による農地管理 ~長野県上伊那地域の取組み~

English  

 

 

このページの先頭へ