生物多様性・食糧・水

2013年07月11日

 

グリーンピース スーパーマーケット5社の魚介類保全ランキングを発表

Keywords:  食糧  NGO・市民 

 

JFS/Greenpeace Survey Ranks Five Top Japanese Supermarket Chains for Fish Safety, Finds Problems
Copyright 国際環境NGO グリーンピース・ジャパン

グリーンピースは2013年2月7日、国内の大手スーパーマーケット5社に対するお魚スーパーマーケットランキング2」を発表した。日本では、家庭で消費される魚介類はスーパーマーケットで購買されるケースが多いが、過剰漁業や東電福島原発事故に起因する放射能汚染の問題などが内在している。今回のランキングは、魚介類の安全性と持続可能性を追求する調達方針の作成を求めて、グリーンピースが大手5社を対象に行ったアンケート調査を基に集計したもの。

各社からの回答に対して、(1)トレーサビリティー、(2)消費者への情報提供、(3)調達を避けるべき魚介類、(4)積極的に調達すべき魚介類、(5)調達方針および(6)放射能汚染問題の6項目の観点でポイント化した。 結果として獲得ポイントは総じて低く、トップのイオンでも100ポイント中59ポイントに留まった。原料となる魚介類の情報公開が不十分であること、持続可能な魚介類の調達方針が策定されていないことなど、全社共通の傾向もいくつか見受けられ、業界全体として、魚介類の安全性や持続可能性の確立へ向けた活動の強化が急務であることが浮き彫りとなった。

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