生物多様性・食糧・水

2013年01月30日

 

NPO POPOLO フードバンク活動を展開

Keywords:  食糧  NGO・市民 

 

2009年に設立されたNPO POPOLOは、スーパーや販売小売店などから自主規格により表示消費期限以前に廃棄される食品を譲り受け、生活困窮者や支援団体へ無償で提供するフードバンク活動を実施している。

日本には、包装のわずかな傷や印字ミス、農産物の過剰品や規格外品などにより、市場流通性を失ったとして、品質は問題ないにも関わらず、廃棄せざるを得ない食糧が年間推計500万から900万トン(2005年度)も存在する。

こうした食品を活かす同事業により生活困窮者の食を確保することによる生活の向上、生活保護費の抑制、食品廃棄の削減による環境負荷の軽減、企業の廃棄コストの削減などに役立つ。

フードバンクは米国ではすでに40年の実績があるが、日本では2000年以降に活動が始まったばかり。認知度はまだ低いが、農林水産省は2009年度に「フードバンク活動実態調査事業」を実施するなど今後の活性化を目指している。

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参照元

NPO POPOLO


 

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