生物多様性・食糧・水

2010年12月10日

 

2009年外食産業の食品ロス、宿泊施設が多く14.8%

Keywords:  食糧  企業(非製造業)  政府 

 


農林水産省は2010年8月6日、外食産業における2009年の食品ロス統計調査結果の概要を公表した。それによると、食品使用量に対する食べ残しの割合(飲料類を除く)は、食堂・レストランでは3.2%、結婚披露宴では13.7%、宴会では10.7%、宿泊施設では14.8%であった。

この調査は、食育推進基本計画の「家庭や外食における食品の廃棄状況などを把握するための調査を実施する」という項目を受け、食べ残しや廃棄を減少する取り組みに役立てることを目的としている。調査対象は、札幌市、仙台市、東京都特別区、横浜市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、福岡市に所在する外食関連の120事業所。

主な調理品別の食べ残し量の割合が高いのは、食堂・レストランでは、野菜が主体の料理6.5%、スープ類5.4%、結婚披露宴では、果実が主体の料理25.5%、米が主体の料理20.7%、宴会では、米が主体の料理19.7%、肉が主体の料理、野菜が主体の料理がともに12.0%、宿泊施設では、スープ類22.1%、菓子・デザート類19.2%となっている。

日本における食品ロスの有効活用と「フードバンク」の普及をめざして(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/028773.html

平成21年食品ロス統計調査(外食産業調査)結果の概要
http://www.maff.go.jp/j/tokei/pdf/loss_gaisyoku_21.pdf

登録日時:2010/12/10 06:00:15 AM

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