エネルギー・地球温暖化

2012年10月26日

 

新しい節電の取り組み「クールシェア」広がる

Keywords:  省エネ  政府 

 

2011年の東電福島原発事故の影響もあり、節電への意識がより高まりをみせる2012年夏季、ひとり一台のエアコンをやめ、涼しい場所をみんなで過ごす運動 - COOL SHARE - が広がりつつある。全体の電力消費量を削減するとともに、熱中症対策としても期待されている。

全国各地の自治体が中心となって、図書館や美術館など公共施設のほか、店や企業の協力により、生活エリアの中に涼しく快適に過ごせる場所を設置し、気温が上がる日中の暑い時間帯を冷房のきいた場所で一時的に過ごすことで、節電と熱中症対策を両立させようというもの。

対象となる場所ではPR用ののぼりやトレードマークを掲げたり、冷たい飲み物を用意する等して、家に引きこもりがちな高齢者や、子育て世代の親子などにも利用を促している。

COOL SHAREは、多摩美術大学から出されたアイデアであり、環境省が提唱する省エネ施策"スーパークールビズ"のひとつの活動として取り上げられている。同大学は、COOL SHARE事務局として専用のHPを運営しているが、その中でクールシェアスポットが検索できるマップ等も公開し、一層の普及に努めている。

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English  

 

参照元

COOL SHARE


 

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