エネルギー・地球温暖化

2012年10月13日

 

JX日鉱日石エネルギー 水素充填機併設SSの実証実験開始

Keywords:  再生可能エネルギー  企業(非製造業) 

 

JFS/Three-Year Test of Hydrogen Filling Service to Start at Two Service Stations in 2013
Copyright JX日鉱日石エネルギー株式会社


石油元売大手のJX日鉱日石エネルギーは2012年6月20日、燃料電池自動車の水素供給インフラ普及に向け、ガソリン計量器と水素充填機を並列設置したサービスステーション(SS)運営の実証実験を2013年2月を目処に開始すると発表した。

設置場所は、Dr.Drive海老名中央店(神奈川県海老名市)とDr.Drive神の倉店(愛知県名古屋市)。水素供給設備は、「ダウンサイジング・省スペース化」「ローコスト化」を目指して新たに開発したパッケージ型設備で、圧縮機と蓄圧器を備える。供給能力は海老名中央店では300ノルマル立方メートル/時(NM3/h)、充填圧力は35および70メガパスカル(MPa)。神の倉店では100NM3/h、70MPa。

本実証試験は、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)および水素供給・利用技術研究組合(HySUT)との共同研究としてJX日鉱日石エネルギーサービスステーション敷地内で実施し、実証予定期間は2013年2月~2016年3月。実証内容は「パッケージ型水素供給設備の検証」「技術開発と規制見直しによるコストダウン検証」「運営オペレーションの検証」。70MPaの高圧水素をガソリン並みの短時間で充填可能にすること、セルフ式のガソリン・軽油販売業務と、従業員による水素充填業務を並行して行う運営オペレーションの検証等を実施する。

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