エネルギー・地球温暖化

2012年09月23日

 

神奈川県 全国初の県有施設の「屋根貸し」太陽光発電事業へ

Keywords:  再生可能エネルギー  地方自治体 

 

神奈川県は2012年6月7日、同年7月から始まる再生可能エネルギーの固定価格買取制度を活用し、県有施設の「屋根貸し」による太陽光発電事業を実施すると発表した。公共施設の屋根を太陽光発電設備の設置場所として借り受ける民間事業者を公募によって決定するのは全国初の取り組みで、太陽光発電の公共施設への導入を促進する。

「屋根貸し」の対象となるのは、1棟の屋根の面積が1000平方メートル以上の県有施設の中から、建物の耐震性などを基準に選ばれた計20施設(延べ屋根面積約3万2000平方メートル)。

事業者はその中から施設を選定し、太陽光発電設備を設置して発電事業を行い、発電した電気は全量を電気事業者に売却、県に屋根の使用料を納付する。事業者が固定価格買取制度の買取期間を通じて発電事業を実施できるように、20年間の屋根の使用が許可される。

県では、公共施設の「屋根貸し」による太陽光発電事業を「新たなビジネスモデル」として神奈川から全国に発信するとともに、地元の施工業者等の参加による地域経済の活性化と県有施設の有効利用を図るとしている。

登録日時:2012/09/23 06:00:00 AM

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