2012年06月23日
Keywords: 環境技術 再生可能エネルギー 大学・研究機関
産総研は2012年3月12日、酸化物半導体光電極を用いた水分解による水素製造において、高性能の積層光電極を開発したと発表した。炭酸塩電解液中でこの光電極を重ねて用いることにより、太陽エネルギーを水素エネルギーに変換する反応について、従来報告されている酸化物光電極の変換効率の約2倍である1.35%の太陽エネルギー変換効率を達成した。
本技術により、太陽エネルギーの利用で水分解による水素製造の際の電解電圧を4割以上低減でき、低コストでの水素製造が期待できる。同研究所は引き続き有望な半導体や最適な多層膜構造を検索するとともに、光電極の太陽エネルギー変換効率を向上させていく考え。
登録日時:2012/06/23 006:00:15 AM