政策・制度・技術

2012年03月09日

 

JA新ふくしま 除染によって樹皮放射線量を最大8割減

Keywords:  環境技術  企業(非製造業)  原子力  食糧 

 

JFS/JA Shin Fukushima Verifies 80% Radioactivity Reduction in Fruit Tree Decontamination Experiment
Copyright 新ふくしま農業協同組合


JA新ふくしま(新ふくしま農業協同組合)は2011年11月24日、消費者の安心や生産者のために少しでも放射線量を下げることができるようにと除染実験を行ったことを発表した。東北地方では、東京電力福島第一原子力発電所事故によって、園地が汚染されたり特産品の果物が風評被害を受けるなど深刻な被害に見舞われている。

同実験では、福島市内のリンゴ、桃、梨園地で、高圧洗浄機を使用し樹皮の洗浄や租皮削りなどの除染実験を行い、作業手順や課題を検証した。樹皮の形状によって効果に差があるが、最も効果が高かったリンゴの樹皮では、放射線量を最大で84%下げることができた。他の樹皮でも52%から71%減少した。

県農業総合センター果樹研究所によると、実から検出される放射性物質は樹皮から移行していると分析しており、落葉期から発芽前までに除染するのが望ましい。JAでは12月から発芽前の来年3月までに果樹農家全戸の作業をする方針。

登録日時:2012/03/09 06:00:15 AM


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参照元

JA新ふくしま 2011/11/24 №506 安心に向け除染実験
http://www.shinfuku.jp/tp3/topics.cgi


 

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