政策・制度・技術

2012年01月15日

 

富士通 横浜市役所のPC消費電力量測定実験を実施

Keywords:  政策・制度  企業(製造業)  地方自治体 

 

通信・情報処理システム等の大手メーカーの富士通は2011年8月9日、横浜市と共同で、横浜市役所のオフィスで使用されているPC36台の省電力設定の効果を測定するために、コンセントごとの消費電力を測定する電力センサー内蔵のスマート電源タップ(スマートコンセント)を用いたPC消費電力量の測定実験を実施したことを発表した。

実験の結果、横浜市の事務用PCすべてに省電力設定を適用した場合、デスクトップPC1台あたり平均13.0Whで約20%、ノートPC1台あたり平均1.0Whで約5%、消費電力を削減できることが判明した。特にデスクトップPCのディスプレイが8.4Whで削減率が約33%と削減効果が高く、ディスプレイの輝度をさげたことによる効果が高かったのではないかと推察されている。

横浜市では、庁内の事務用PCへの省電力設定を推進しており、すべての事務用PCに省電力設定を適用した場合、推計で年間約22万kWh、約14%の消費電力の削減が可能になる。これは、約62世帯の一般家庭の年間消費電力量、約86トンのCO2排出量に相当する。

スマートコンセントを活用することで、単に消費電力量を測定するだけではなく、省エネ効果や、ピーク電力削減に有効な施策を「見える化」できる。

ダイキン工業 エアコンによる企業の節電を支援(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/031256.html
パソコンメーカー各社 PCの節電強化(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/031236.html
やればできる! 節電の取り組みと実績、そして成功要因
http://www.japanfs.org/ja/join/newsletter/pages/031243.html

登録日時:2012/01/15 06:00:15 AM

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参照元

スマートコンセントで横浜市様のPC消費電力量の「見える化」を実施
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2011/08/9.html
横浜市記者発表資料
http://www.city.yokohama.lg.jp/somu/org/it/news/pcexppress.pdf


 

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