政策・制度・技術

2004年06月14日

 

地球上に残された尊い自然を守る、ザ・ネイチャー・コンサーバンシー(TNC)

Keywords:  政策・制度  NGO・市民  生態系・生物多様性 

 

ザ・ネイチャー・コンサーバンシー(TNC)は、「地球の生命の多様性を象徴する植物、動物及び自然の共同体を守り、これらが存続するために必要な土地や水域を保護する」という使命のもと、1951年に設立されたアメリカ最大の自然保護団体。2004年現在、会員数は約110万人、世界各地の469,500k㎡以上の土地を保護してきた。

TNCは、科学をベースに開発した戦略的な計画手法「コンサベーション・デザイン」を用い、保護最優先の土地や水域を選定して戦略を構築したうえで保護活動を進めている。また、地域住民や企業、政府と密接な協力関係を築いていることが大きな特徴。

1990年にはTNCの日本プログラムが設立された。日本の政府や企業、学術機関、NGOとパートナーシップを組み、アジアや中南米の生物多様性の保全に取り組んでいる。2004年現在、インドネシアのサンゴ礁保全、コモド国立公園の運営計画の確立、ソロモン諸島の海がめ保全プロジェクトなどを進めている。

TNCはこれら活動を通じて、生物学的に豊かな土地や水域を次世代に引き継ぐことができると考えている。






登録日時: 2004/06/14 11:34:46 AM

英語記事はこちら


 


 

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