政策・制度・技術

2012年01月05日

 

わさびの臭いを利用した警報装置、イグ・ノーベル賞・化学賞を受賞

Keywords:  環境技術  企業(製造業) 

 

「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられるイグ・ノーベル賞の授賞式が2011年9月29日に米国ハーバード大学で行われ、わさびの臭いを使った火災警報装置の開発者、香りマーケティング協会理事の田島幸信、医師、機器開発技術者ら7人が化学賞を共同受賞した。

寝ている人を起こすのに最適なわさび刺激臭の濃度を見つけ出し、火災や非常事態時に臭いで危険を知らせる装置を製品実用化したことが評価された。

この臭気発生装置は、耳の聞こえにくい方の嗅覚に働きかける警報として考えだされたもの。滋賀医料大学などと臨床試験を行い、臭気ガスの覚醒効果や人体に対する問題がないことを確認した。

機器製造は、産業用呼吸器・医療機器や消火装置の製造を行っているエア・ウォーター防災、バイオ・ミメティクス(生体模倣技術)の観点から香りを分析し研究開発を行っているシームスとの共同開発で行った。

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登録日時:2012/01/05 06:00:15 AM

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参照元

イグ・ノーベル賞公式サイト(英語)
http://www.improbable.com/ig/
シームス 火災を臭いで知らせる「臭気発生装置」
http://www.seems-inc.com/ignobel/
http://www.pixen-e.jp/product/wasabi.html


 

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