政策・制度・技術

2011年12月13日

 

中部大 超電導技術で砂漠に送電計画

Keywords:  環境技術  再生可能エネルギー  大学・研究機関 

 


中部大学電気システム工学科の山口作太郎教授らは2011年8月24日、「アジア・アラブ持続可能エネルギーフォーラム」において2030年までの実用化を目標に、サハラ砂漠での太陽光発電計画を発表した。

化石燃料を使わずに、砂漠の砂の主成分「ケイ素」を材料とした太陽電池を製造し発電する。その電気を、同大学が研究を進めている損失が極めて少ない超電導技術で送電しようとするもの。2010年、世界で初めて、超伝導物質を用い、全長200メートルの送電線に直流電流を送電する実験を既に成功させている。

「サハラ・ソーラーブリーダー計画」と呼ばれるこの研究は、日本と北アフリカの共同プロジェクト。2009年3月26-27日に開催されたG8学術会議で提案された。世界の砂漠の4%を太陽光発電でカバーすることで、人類が現在使っている全エネルギーを賄うことができるとしている。

中部大学 世界初の直流超伝導送電実験施設を設置(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/029950.html

登録日時:2011/12/13 06:00:15 AM


English  

 

参照元

中部大学 山口作太郎教授(電気システム工学科)らが砂漠で太陽光発電計画を発表
http://www.chubu.ac.jp/news/detail-1733.html
山口研究室 (工学部 電気システム工学科 / 超伝導・持続可能エネルギー研究センター)
http://www.chubu.ac.jp/about/research/closeup/yamaguchi01/
Sahara Solar Breeder Foundation official ウェブサイト
http://www.ssb-foundation.com/j-index.html


 

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