2011年10月19日
Keywords: 省エネ NGO・市民 エコ・ソーシャルビジネス 企業(製造業)
日本電気(NEC)は、家庭内の電力を自動制御できる、リチウムイオン電池搭載の家庭用蓄電システムを商品化し、住宅メーカーなど企業向けに2011年7月18日から販売開始した。家庭における節電意識の高まり、災害や停電時の電力確保のニーズに応えたもの。
同システム「ESS-H-002006A」は、入出力2kW、容量6kWhのリチウムイオン電池と、制御部から構成されている。サイズは76センチ(W)、45センチ(D)、88センチ(H)、重量約200キログラム。
同システムは、家庭の分電盤と接続することで、電力会社の電力系統や、家庭内機器、太陽光発電システムなどと連携し、双方向の自動電力制御が可能になる。これにより、太陽光発電の電気や、割安な深夜電力を貯蔵し、その貯蔵した電気を昼間に利用することで、ピーク時間帯における買電系統からの電気使用量の節減や、電気料金の削減を実現できる。
また、搭載している無線通信機能により、システムの稼働・利用状況をリモートで把握できるので、住宅メーカーなどの企業は、顧客に対して電力需要の「見える化」や光熱費削減のコンサルティング、といった新たなサービスの提供が可能になる。
登録日時:2011/10/19 06:00:15 AM
NEC、家庭用蓄電システムを販売開始
http://www.nec.co.jp/press/ja/1107/1302.html