自然エネルギーを活用した被災地支援プロジェクトがスタート

Copyright つながり・ぬくもりプロジェクト

エネルギー政策の研究・提言を行うNPO法人「環境エネルギー政策研究所（ISEP）」ら約20の団体は2011年４月４日、自然エネルギーを利用した被災地支援プロジェクト、"東日本大震災「つながり・ぬくもりプロジェクト」"を発足させた。

2011年３月11日に発生した東日本大震災により、多くの人々が過酷な避難生活を余儀なくされている。震災直後は、電気やガスのライフラインが断たれ、復旧の見通しも立っていない地域も多くあった。このためこのため自然エネルギーを基盤とする持続可能な社会をめざす様々な団体が、太陽光・太陽熱・バイオマスによるエネルギー支援に乗り出した。

具体的には、避難所や公共施設、仮設住宅などに太陽光パネルを設置し、電気を提供するとともに、インフラ整備の遅れている地域を中心に太陽熱温水器による温水の提供や、薪ボイラーによる入浴サービスを提供している。

35万円で１kWの太陽光発電システムを組むことができ（平常時の家庭の３分の１程度の電力量を賄う）、30万円あれば太陽熱温水器を設置できるなどとして、プロジェクトは全国に義援金を呼びかけている。なお、支援者は、自分が支援したい活動を選んで寄付することができる。また、秋冬に向けペレットストーブ等の設置も検討している。

日本の市民共同発電所の動き
http://www.japanfs.org/ja/join/newsletter/pages/028570.html

登録日時：2011/07/04 06:00:15 AM