2011年02月10日
総合食品メーカーの味の素は2010年11月8日、ケア・インターナショナル ジャパンと日本フォスター・プラン協会という2つの国際NGOと共同でガーナでの栄養改善を目指したソーシャルビジネスの開発に着手したと発表した。
ガーナの離乳期の子供の伝統的な食事である発酵コーンを用いたお粥Kokoは、エネルギー、たんぱく質や微量栄養素が不足しているため離乳期の子供の成長を遅延させる主な原因となっている。1995年より途上国で、穀物中のたんぱく質で最も不足している必須アミノ酸、リジンの強化試験を実施し、栄養改善や、免疫力、健康状態の改善が実現できることを実証してきた同社は、同プロジェクトでKokoに添加する栄養強化食品を開発・普及することを目指す。
同社はガーナ貧困地域のコミュニティにおいて、収入の向上、教育、自立支援、保健衛生、環境などの取り組みを行ってきた両NGOと、それぞれの活動地域で、製品の流通方法検討、受容性調査、栄養教育、効果測定等を実施していく。将来は西アフリカ他国への横展開も検討していく予定で、この取り組みを通じて、貧困地域の子供の栄養問題を改善し、国連ミレニアム開発目標に貢献していきたいと考えている。
味の素、ヤシカサパルプ紙包装のギフト商品を発売(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/029679.html
食料問題に取り組み世界を健康に~TABLE FOR TWO
http://www.japanfs.org/ja/join/newsletter/pages/
029934.html
登録日時:2011/02/10 06:00:15 AM
味の素(株)、2つの国際NGOとソーシャルビジネス共同開発に着手
http://www.ajinomoto.co.jp/press/2010_11_08.html
ケア・インターナショナル ジャパン
http://www.worldvision.jp/campaign115/?banner_id=adw
日本フォスター・プラン協会
http://www.plan-japan.org/kodomo/