エネルギー・地球温暖化

2010年09月23日

 

丸紅、蓼科高原の小水力発電所を再生

Keywords:  再生可能エネルギー  企業(非製造業) 

 

JFS/Marubeni to Revitalize Micro-Hydro Power Plant
Copyright 丸紅株式会社

総合商社の丸紅は2010年6月21日、100%子会社の三峰川電力を通じ、長野県茅野市の蓼科高原にある小水力発電所「蓼科発電所」の営業権と発電設備一式を、蓼科開発農業協同組合から買収したと発表した。

蓼科発電所は、1954年に地元の各種産業の育成を図る目的で建設された水力発電所。運転開始以来、自家用発電所として近隣関係施設に電力を供給してきたが、設備の老朽化、維持管理の負担を理由に、2007年5月より運転を休止している。

このため2007年5月より、水力発電事業の実績を持つ三峰川電力が、地元地権者と発電所資産の譲渡について協議を開始。2009年5月、発電設備一式及び営業権の譲渡について基本合意を取得した。一般社団法人新エネルギー導入促進協議会(NEPC)が実施する「2009年度新エネルギー等事業者支援対策事業」として交付金を受け、2010年7月中旬より本格工事に着手し、2011年5月の運転開始を目指す。

同発電所は、最大使用水量0.53m3/秒、最大出力260kWの流れ込み式水力発電所。年間発電電力量は約183万kWhで、約500世帯分の電力量に相当する。石油火力発電所と比較すると1年間でドラム缶約2,380本分の石油を節約でき、年間約1,000トンのCO2排出量を削減することができる。

小水力発電所「蓼科発電所」の買収・再生について
http://www.marubeni.co.jp/news/2010/100621a.html
三峰川電力
http://www.mibuden.com/

登録日時:2010/09/23 06:00:15 AM

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