エネルギー・地球温暖化

2010年08月06日

 

東京農工大、脈動原理で管内の輸送エネルギーを約6割削減

Keywords:  省エネ  大学・研究機関  環境技術 

 

東京農工大学大学院 工学府機械システム工学専攻の岩本薫特任准教授は2010年3月11日、血流の脈動に手掛かりを得て、流れを脈動させ再層流化することによって乱流摩擦抵抗を低減する技術を開発、気体や液体を管内で輸送する際のエネルギーを最大約58%削減できたと発表した。NEDOの産業技術研究助成事業の一環。

この技術は、管路におけるほぼすべての流体のほか、天然ガスや水素、二酸化炭素などの気体の輸送にも適用可能で、流体を駆動するポンプの制御方法を変更するだけで簡便にシステムを構築でき、配管への熱損失も大きく減少することから断熱効果も向上させることができる。

同大学大学院では今後、この技術の実用化に向け研究開発を進めて行きたいとの意向で、地域冷暖房やパイプライン技術を既に保有している企業や組織などとの意見交換や技術相談、共同開発を提案している。

生物の脈動原理を活用した管内乱流摩擦抵抗の画期的な低減技術を開発
http://www.tuat.ac.jp/disclosure/pressrelease/
20090624141934/20100309185727/upimg/
20100309191804996422288.pdf

登録日時:2010/08/06 06:00:15 AM

English  

 


 

このページの先頭へ