2010年07月29日
九州電力は2010年4月20日、鹿児島県の離島にマイクログリッドシステムを構築し、2013年3月までの3年間、太陽光発電の出力制御等の実証試験を実施すると発表した。
実施場所は、鹿児島県鹿児島郡三島村の黒島、竹島と、十島村の中之島、諏訪之瀬島、小宝島、宝島の6島。全島で天候等により変動する太陽光発電出力を、蓄電池で補償する制御を行う実証試験を、黒島では、昼間の太陽光発電出力の余剰分を、蓄電池に充電して、夜間に放電する実証試験を行っている。
本土と連系していない離島の電力供給は、島内の内燃力発電(ディーゼル発電)を中心としており、エネルギーセキュリティ及び地球環境保全の観点から、再生可能エネルギーを利用したマイクログリッドシステムを構築し、電力系統の運用、制御面での課題や経済性の検証・評価に関する実証試験を実施することとしたもの。
経産省、「スマートグリッドに関する国際標準化ロードマップ」を発表(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/029849.html
離島マイクログリッドシステムの設置工事の完了について
http://www.kyuden.co.jp/press_h100420-1.html
登録日時:2010/07/29 06:00:15 AM