政策・制度・技術

2010年03月13日

 

パナソニック、スマートグリッドと連携して家庭用エネルギーマネジメントへ

Keywords:  環境技術  企業(製造業)  再生可能エネルギー 

 

パナソニックとパナソニック電工は、デンマークの電力会社SEAS-NVE社と共同で、SEAS-NVE社が展開するスマートグリッドおよびスマートメータとパナソニック電工が展開するホームネットワークシステム「ライフィニティ」を連携させたホームエネルギーマネジメントシステムの実験を、2009年12月1日からデンマークで開始した。IT技術を活用した送・配電網のスマートグリッドは、従来の火力、水力、原子力発電などの集中発電だけでなく再生エネルギーによる分散発電の電力管理も行うことができる。

電力消費の見える化を核に、センサーを使って家庭の照明、暖房、家電の省エネを図り、さらに、再生エネルギーの活用、蓄エネルギー等によって環境に優しいエネルギー消費の実現を目指すこの実験の内容は、12月7日から18日までコペンハーゲンで開催されたCOP15の期間中、ソーレでモデルハウスを使ってデモ展示された。

パナソニック電工が新築住宅を中心に展開しているライフィニティECOマネシステムでは、インターネットによって電力使用量を表示したりテレビや照明の消し忘れを確認したりできるコントロールパネルの画面を、家庭のパソコンやテレビ、携帯電話でチェックできる。さらに、外出先から携帯電話で電気機器のコントロールや防犯用のセキュリティチェックもできる。

SEAS-NVE社は、風力発電にも取り組むデンマーク最大手の電力会社。風力発電での余剰電力で水素を生成し、燃料電池で暖房・給湯を供給する実証実験を2008年から開始している。2009年5月からは、スマートグリッドへの取り組みとして各家庭にスマートメータの設置を開始しており、2011年に全顧客世帯への設置を完了する予定。

パナソニックリリース
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/
data.dir/jn091125-1/jn091125-1.html

登録日時:2010/03/13 06:00:15 AM

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