2010年01月28日
土佐鰹グループは2009年11月4日、同グループのカツオ一本釣漁業が海洋管理協議会(MSC)より「持続可能で適切に管理された漁業のための認証」を取得したことを発表した。カツオ一本釣漁業がMSC漁業認証ラベルを付けるのは世界初。
MSCはイギリスに本部をおく認証機関。「持続可能な漁業のための原則と基準」に基づき認証を行う。認証を受けた水産物にはMSC認証ラベルが与えられ、消費者がラベルを手掛かりに、資源管理に配慮した製品を選んで買うことで、持続可能な漁業の普及に貢献できる仕組み。
日本の遠洋一本釣り漁業は1950年代に始まったが、以前は100隻以上あったカツオ一本釣漁船は現在では25隻まで減船が進んでいる。中西部太平洋のカツオ資源は、生物学的限界値の範囲内にあると見られているが、このカツオ一本釣漁業では、資源の生産性が維持され、他の海洋生物への影響が最小限に留まるように行なわれているものと確認され認証されることとなった。今後、同社の一本釣り漁船が漁獲したカツオ製品には、MSCの認証を受けたことを示すラベルを付けて販売することが認められる。
MSCロゴマーク付き製品、日本で100に到達(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/024928.html
土佐鰹水産グループの鰹一本釣漁業で世界初のMSC 漁業認証取得
http://www.tosakatu.jp/images/news-091104.pdf
カツオ漁業で世界初のMSC 認証を土佐鰹水産グループが取得
http://www.tosakatu.jp/images/news-091104-2.pdf
土佐鰹水産
http://www.tosakatu.jp/
海洋管理協議会
http://www.msc.org/jp
登録日時:2010/01/28 06:00:15 AM