2009年09月24日
有機食材宅配の大地を守る会グループ会社の東湖は2009年6月17日、東京四谷に国産米のラーメン店「雲南米線(うんなんべいせん)」をオープンした。今や日本の国民食ともいえるラーメンだが、原材料の小麦粉はほとんどが輸入品のため国産米を原材料にした米線と呼ばれる麺で、コメの消費拡大を図ることをめざす。
近年、若年層を中心にパンやパスタなどの消費が増え、年々コメの消費量が減少している。1960年に国民一人あたり115kg/年だったコメ消費量は、2007年には61.4kg/年とほぼ半減している。国の減反政策もあり、田は年々減少し、稲作文化の衰退が危惧されている。
同店で使われている米線は、稲作発祥の地・中国雲南省では毎日食べられているほど一般的な米粉の麺。これまで国内では、中国からの輸入品がごく一部で出まわっていただけだが、今回特注の機械を導入することで、国産の米粉ラーメンを作ることに成功した。
米線に相性の良い薬膳スープは化学調味料無添加。具材は各種あり、価格は680円から。メニューには食べ物が運ばれた距離を意味するフードマイレージが表示されている。同社は年内に3店舗、10年後には100店舗展開を目標にしている。
大地の恵みをあなたのキッチンへ - 大地を守る会 No.36 (2005年8月号)
http://www.japanfs.org/ja/join/newsletter/pages/
027319.html
「大地を守る会」グループ会社が手がける米の麺
http://www.daichi.or.jp/info/press/2009/07/
post-18.html
雲南米線 Yun Nan Rice Noodles
http://www.yunnanbeisen.com/
登録日時: 2009/09/24 06:00:15 AM