エネルギー・地球温暖化

2007年12月07日

 

日産自動車 クリーンディーゼル技術でSULEVレベルの排出ガス性能

Keywords:  省エネ  交通・モビリティ  企業(製造業) 

 

日産自動車は2007年8月6日、高性能触媒技術を採用し、米国カリフォルニア州の排出ガス規制SULEVレベル(北米排出ガス規制のTier2Bin2と同等)を可能とするクリーンディーゼル技術を発表した。

高性能触媒技術(HC・NOxトラップ触媒)の特長は、NOx(窒素酸化物)をトラップして浄化する層にHC(炭化水素)の吸着層を追加し、吸着したHCと微量のO2(酸素)を利用してNOx還元効率の高いH2(水素)やCO(一酸化炭素)を生成して高効率なNOx浄化を実現することである。既に北米排出ガス規制のTier2Bin5をクリアするクリーンディーゼル技術を公開しているが、このHC・NOxトラップ触媒技術によって、更に厳しいカリフォルニア州の排出ガス規制SULEVレベル(Tier2Bin5に対し、HC約90%減、NOx:約70%減)の排出ガス性能を可能とした。

ニッサン・グリーンプログラム2010において、将来の排出ガス規制をクリアするクリーンディーゼル車を2010年度より拡大投入する計画を発表しているが、今回公開したクリーンディーゼル技術は、さらにその先の「大気並みのエミッション」を目指すという重要な技術として位置づけられる。



http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2007/_STORY/070806-01-j.html




登録日時: 2007/12/07 10:45:59 AM

英語記事はこちら


 


 

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