エネルギー・地球温暖化

2007年10月18日

 

日本のNGO ケニアでソーラークッカーの普及活動

Keywords:  再生可能エネルギー  NGO・市民 

 

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日本人工業デザイナー大村知弘さんが開発した、バルーン型ソーラークッカーのアフリカでの普及を目指して、日本の環境NGO関係者らが2007年2月に「ソーラークッカー・ジャパン(SCJ)」を立ち上げ、まずはケニアでの普及活動に入った。現地では政府高官の前でなど、さまざまな場所で実演を行い、現地NGOの協力を得て実証試験を進めている。

調理に薪を使うことがいまだに多いアフリカでは、森林減少と砂漠化が急速に進んでおり、調理用の燃料調達のための木の伐採が問題になっている。そのため、太陽光があれば燃料なしで調理ができるソーラークッカーへの期待は高い。しかし、集光能力の高いパラボラ型ソーラークッカーは、反射板に質のよい金属を使う必要があるため価格が高く、また安価なパネル式クッカーは性能が十分ではないなどで、普及は十分には進んでいないのが現状。

バルーン型クッカーは、ゴムを素材とし、空気で膨らませると、くぼんだ円形の部分にアルミ蒸着フィルムの反射板が広がる。性能もよく、反射板の製作が安価ですみ、空気を抜くことでコンパクトに持ち運びができる。SCJでは、実証試験でのデータをもとに、さらに現地に合わせた改良を加え、将来的には現地での「ソーラークッカー」生産を目指している。

詳細はソーラークッカー・ジャパンの三戸俊和氏まで(mitotoshi@gmail.com)。



http://solarcooker-hp.hp1.allin1.jp/


http://solarcooker-hp.hp1.allin1.jp/1177056211315/
http://www.solarcookers.org/


登録日時: 2007/10/18 11:33:07 PM

英語記事はこちら

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