エネルギー・地球温暖化

2006年09月23日

 

中部電力など 高効率・低コストなバイオマス発電システムを開発中

Keywords:  再生可能エネルギー  企業(非製造業) 

 

中部電力は、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)、(株)シーテックと共同で、バイオマス直噴燃焼バーナとスターリングエンジンとを組み合わせた、高効率で低コストな小規模バイオマス発電システムの開発を進めている。

スターリングエンジンは、ガス化装置などの複雑な装置を用いることなく、固体バイオマスの燃焼排熱を直接利用した高効率の発電が可能なため、木質系バイオマスや農業廃棄物などを用いた小規模分散電源の可能性を拓く技術。低騒音、低振動、低NOxで環境性に優れているという特徴もある。

開発中のシステムは、細かく粉砕したバイオマスをバーナで直接燃焼し、その燃焼ガスをスターリングエンジンに供給するもの。バイオマスをガス化させて燃焼させる必要がなく、設備を簡素化でき、設備コストと運転コストを低減できる。

これまでスターリングエンジンの評価試験などを行ってきたが、試験設備にて55kwの発電に成功。今後は、安定した発電が継続できるよう試験設備の一部を改良し、2006年9月から本格的な試験運転を開始する。同システムの実用化により、バイオマスを利用した小規模分散電源が普及し、地球温暖化の原因であるCO2発生を抑制することが期待されている。



http://www.chuden.co.jp/corpo/publicity/press2006/0621_1.html




登録日時: 2006/09/23 01:52:46 PM

英語記事はこちら


 


 

このページの先頭へ